• ホーム
  • 小児てんかんで気を付けること

小児てんかんで気を付けること

2019年10月26日

何かと心配な自分の子どもが小児てんかんの場合、気を付けることはたくさんあります。
過保護になりすぎず、かといって保護者のサポートは必要不可欠です。
症状によっては落ち着きがなく集団生活が難しかったり、いきなり倒れたりする神経調節性失神などがあったりと個人差がある病気の為、幼稚園や学校の中の生活では先生にきちんとサポートをお願いしておかねばなりません。
担任の先生や養護教諭からの理解を得て、主治医や病院などと連携しておくことがとても大切です。

私生活においては幼児であれば1人きりの時間は無いように心がけることが必要です。
お風呂なども必ず誰か一緒に入るようにしたり、倒れた時に溺れることのないようマットを敷いたり水位を下げておくことで事故を防ぐことが出来ます。
また成長してから1人で入浴をするようになってからも定期的に声をかけることで思わぬ事故を防ぐ努力はしましょう。

統計的に見ても家の中でのお風呂場での事故は多く、しかし前もって心構えや工夫をしておけば最小限に減らすことが可能になります。
学校生活では登下校時に時間がかかるなら誰か一緒に居てもらい、出来るだけ人通りの多い道を選ぶように指導してください。
これは偶発的な発作がいつ起こるか分からない為、倒れてしまった時でも助けが期待できるからです。

もし学校が離れたところにあり不安なようなら、保護者の送迎で解決出来ます。
習い事や塾でも同じことが言えますが、先方に小児てんかんであることを伝えトラブルを回避しておくことも大切です。

寝不足や疲労、ストレスが助長因子になることが多いので規則正しい生活を送ることで発作を減らす事が可能となります。
テレビやゲームといった目から入る光の刺激によっても発作が誘発されることもあるので、長時間の視聴や光の刺激が強すぎるものは避けるようにしましょう。
小児てんかんは比較的子どもの内に完治することが出来る可能性が高い病気です。
適切な診断と薬を服用することで発作を起こさずに生活をしている子どもがたくさん居るという事実があります。

小児てんかんは他の病気と間違えやすい

様々な症状が出る病気なので、時に小児てんかんは他の病気と間違えやすい面を持ち合わせています。
視覚的な症状が出て目が一時的に見えなくなったり、聴覚的な症状で難聴を疑われたりします。
一番有名な痙攣や引きつけばかりではなく、いきなり夜中に飛び起きる夜驚症や夢遊病の症状が出ることもあります。

学生であれば修学旅行などの泊りがけのイベントでは夜驚症や夢遊病が出ている場合は、特に学校や医師との相談が重要です。
普段の集団生活では神経調節性失神が出ていなくてもストレスや疲労が蓄積されれば出てしまう症状は、特に周囲のサポートが必要なので日ごろからよく相談しておくに限ります。
他の病気と間違えやすいことなどもあるので、本人にもよく自分の病気について理解させたうえで薬を飲み忘れることのないようにしておきましょう。

自分でしっかり認識出来る年齢であれば、説明して理解させるだけでも心に余裕も出来るので過保護になり過ぎないことも大切です。
中学生ともなれば友人同士の行動も多くなり、過保護になりすぎてもからかいの対象になる可能性も出てきてしまいます。

大人のてんかんとは違うところで、小児てんかんは完治の可能性があることです。
比較的に大人のてんかんよりも、保護者の目があったり周囲のサポートがしっかりしている事が多いので症状を見過ごされずに居ることも大きいです。
食事中の痙攣発作や外出中の失神など、心配事は尽きませんし命を落とすほどの事故や症状が出ることもあることは覚えておかねばなりません。
本人がしっかりしていても発作に襲われればすぐには回復出来ませんが、普通の子どもと同じように育てていくこともこの病気には重要なことになります。

関連記事
高齢者のてんかんで気を付けること 2019年12月04日

てんかんは子どもの時に発症するものと思われていますが、現在では高齢者で初発の人も増えています。これはてんかんの原因である脳の障害が高齢者では病気によって引き起こされやすいためです。高齢者でてんかんを誘発する病気の第一位は脳卒中です。また脳のガンである脳腫瘍も原因になりえます。これらは血流が止まったり

2019年12月04日
てんかんを抱えてる女性でも出産できる 2019年09月21日

てんかんというのは人によって、程度や症状の強さが異なります。そのためてんかんの発作といっても、いろいろなタイプがあると考えておくのが一般的です。てんかんを持病として持っている人は、定期的に病院に受診し、かかりつけ医に診察をしてもらっているという人がほとんどです。そして生活環境における注意点を指導して

2019年09月21日
てんかん発作は3つに分類される 2019年08月27日

てんかんはてんかん発作を繰り返す脳の疾患であり、年齢や性別に関係なく発症する可能性があるものです。なおてんかんは部分てんかんと全般てんかんの2種類に分類されており、さらに原因によって特発性てんかんと症候性てんかんの2つに分類されています。因みに特発性てんかんは脳に明らかな病変が認められないものであり

2019年08月27日
てんかん治療薬カルバトールの効果と副作用 2019年08月07日

カルバトールはてんかん治療薬のジェネリック医薬品であり、元の薬とほぼ同じ効果が期待できます。ジェネリックは後発メーカーが販売している医薬品のことであり、成分については元の薬と同じですが、ネット通販で購入できることや価格がかなり安いというメリットがあります。てんかんの治療は時間がかかると言われており、

2019年08月07日
てんかん治療薬テグレトールの効果と副作用 2019年07月18日

テグレトールはカルバマゼピンを主成分とする薬です。最初は1963年に、スイスやイギリスで抗てんかん薬として発売されましたが、日本では1966年以来、てんかんや三叉神経痛の治療薬として広く使われている歴史の古いお薬です。1970年ごろからは、カルバマゼピンに躁状態を改善する作用があることが確認され、躁

2019年07月18日
てんかん治療薬ラミクタールの効果と副作用 2019年06月28日

てんかんはそのほとんどが投薬による治療になります。大きくはまずバルプロ酸かカルバマゼピンを投薬されます。これを第一選択といいます。これである程度発作の回数を減らすことが出来ますし、ほとんどこの第一選択だけで大丈夫な例も多数あります。しかし第一選択だけでは完全に発作を無くせない場合には、完全抑制を目指

2019年06月28日
原因として遺伝子要因でてんかんになる 2019年06月09日

てんかんとは、けいれんや失神などを主な症例とする脳の疾患で、100人に1人の割合で老若男女の誰にでも発症する疾患です。脳の神経に異常な興奮性の電気活動が生じることにより、突然倒れて意識を失いけいれんを起こす大発作、自分の意志とは関係なく体の一部が勝手に動いたり、会話の途中でぼんやりしたと思ったら意識

2019年06月09日
原因として脳血管障害でてんかんになる 2019年05月29日

てんかんは、脳の神経細胞が発射している電気的刺激が過剰に出てしまうことによって種々の発作を起こす病気です。てんかんには大きく分けて2種類あって、原因が特定できる症候性てんかんと原因が分からない特発性てんかんがあります。このうち症候性てんかんの原因とは、脳の損傷です。よく子どもの病気と認識されているて

2019年05月29日